小峰城は、かの2011.3.11の大地震により、現在本丸への立ち入りが出来なくなっています。
現在城の正面の石垣の積みなおしが急ピッチで行われており、来年4月下旬の桜のシーズンには間に合う予定となっております。
修学旅行の「おとめ桜伝説」は、何度積んでも積んでも壊れる石垣から始まりますが、実はここ数十年の間にも何度か石垣が崩れているんですよ。
まずは昭和54年に崩れたと言う部分。ここを境に色が変わっているのがわかりますか?
しかし、ここは補修の際に古典的石積み法で積み上げたため、今回は無傷。
しかし、昭和57,8年に崩れたという真正面部分。ここは補修の際に古典的方法によらず、斜面にコンクリートを打ってその前に石を並べたとか…そのためか今回の地震でまた崩落。
なので現在はその部分を再度古典的な手法でもって補修が行われているのです。
石は可能な限り元の場所に戻すべく…
どの場所にあったものか出来る限り同定して、このようにナンバーを振って、保管されています。気の遠くなるような作業ですね。
今の小峰城マップの背景が2014年11月13日現在の姿。予定通りの補修完了を目指して頑張ってください!