皆さん卒業旅行という事で開放中の秋葉原マップには足を運ばれましたでしょうか。
そんなイベントにタイムリーにあわせるべく、秋葉原周辺の歴史ネタの散策をしてみましたのでそのレポートです。
まず「秋葉原」、この一風変わった地名の語源から探索です。それは現在秋葉原から離れた台東区松が谷にあります、秋葉神社です。
由緒
もとは現在の秋葉原の駅の場所にあったようですね。それで秋葉神社のある原っぱ、「あきばっぱら」 だったのが、駅ができたとき、「あきはばら」 になってしまったようですね。あの超有名な地名の語源となった神社ですが住宅地にひっそりと今はたたずんでいるのが印象的でした。
では、秋葉原に向かいましょう。
電気街口を北に出ると、目の前には秋葉原UDXビル
UDXの1階オフィス棟入り口の前に小さなモニュメントが…
説明のように、1989年までこの駅前一等地には神田青果市場があったのです。
現在市場は東京都大田区の大田市場へと移っていますが、現在も青果部を運営する会社の名前は「東京神田青果市場(株)」であり、社名に当時の名残を残しています。
そしてUDXの裏手に回ってみますと…もう一つのレリーフが眼に入ります。
神田市場よりもさらに時代は遡ったころ、江戸中期にはここに武家屋敷があったようです。UDX建設前の文化財発掘調査で出た石垣の石が、植え込みの石垣や、先に紹介した神田市場跡のモニュメントとして再利用されています。
さりげなく組み合わされ調和した、現代と江戸中期の記憶。
つづく…